リンパ浮腫の運動療法

リンパってなに?しくみと働きをやさしく解説!

私たちの体の中には「リンパ系」と呼ばれるしくみがあります。聞いたことはあっても、実際どんな働きをしているのか知らない方も多いのではないでしょうか?ここでは、リンパ系の役割やしくみを簡単に解説します。

リンパ系の3つの大事な働き

リンパ系には主に次の3つの役割があります。

1️⃣ 老廃物や余分な水分を回収する
細胞のすき間にたまった老廃物や余分な水分をリンパ管が回収し、心臓まで戻します。これがうまくいかないと、体がむくんでしまいます。

2️⃣ 免疫を守る
リンパ節(リンパせつ)やリンパ球は、体内に入ったウイルスや細菌と戦う場所。風邪をひいたときに首が腫れるのは、この働きの一部です。

3️⃣ 脂肪や栄養の運搬
腸で吸収された脂肪などは、リンパ管を通って全身に運ばれます。

リンパ管のしくみと特徴

ポンプのように収縮する

リンパ管は「リンパ管筋」という筋肉で自動的に動き、ポンプのようにリンパ液を送り出しています。リンパ管の内圧は通常30〜40mmHgほどで、リンパ浮腫などのうっ滞があると100mmHg以上になることもあります。

リンパの流れ方

毛細リンパ管 → 前集合リンパ管 → 集合リンパ管 → リンパ管静脈角 → 心臓
この順番で流れていきます。

下半身と上半身で少し違う

足や腕など、体の場所によってリンパ管の太さや流れ方に違いがあります。下半身の集合リンパ管は正常で0.2㎜、リンパ浮腫になると0.4~2㎜程度になる。上半身の集合リンパ管は正常で0.1㎜~0.2㎜、リンパ浮腫になると0.3㎜~1㎜程度になる。

リンパ節の役割

リンパ管の途中には「リンパ節」があります。
ここではウイルスや細菌をキャッチし、マクロファージなどの免疫細胞が働きます。リンパ節は、免疫の関所のような存在です。